コスモス成年後見サポートセンターの会員になりました
この度、令和6年9月1日付で「公益社団法人コスモス成年後見サポートセンター」の会員になりました。
当法人は、高齢者、障害者等が自らの意思に基づき、安心でその人らしい自立した生活が送れるよう財産管理及び身上監護を通じて支援し、もって権利の擁護及び福祉の増進に寄与し、個人の尊厳が保持されることを目的としております。
また、成年後見制度の「担い手」として、「専門職」として、後見人等を担う行政書士を養成、成年後見制度の普及啓発・利用促進に寄与し、行政書士による後見業務の質の向上と不正防止の実効性を確保する活動を行っております。
さて、大野市における成年後見制度の利用者数は51名(R4.12.31時点)であり、65歳以上の高齢者数および高齢化率に照らすと、決して大きい数字ではありません。その背景には、受任可能な専門職後見人(弁護士・司法書士・社会福祉士等)の担い手不足があります。また、首長(市町村)申立ての件数にも表れているとおり、市としての制度設計が整っていないことも原因であると考えております。
一方で、何よりも、成年後見制度の周知が進んでいないことも大きな問題であると捉えております。超高齢化社会の進展に伴い、認知症や知的障害等により判断能力が不十分な方が増加している中、成年後見制度の利用促進が重要課題となっております。
弊所では、お客様のご意向に沿って成年後見制度の利用支援をさせていただいております。所定の研修を修了した者のみが入会できる「コスモス成年後見サポートセンター」の正会員であるとともに、万が一に備え、成年後見賠償責任保険にも加入しております。また、当会の会員として、成年後見の担い手確保の要請に応えるとともに、専門職後見人としての社会的役割を果たしていく所存でございます。
制度利用を検討されている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。