特定行政書士の考査を受験しました
本日、令和6年度特定行政書士法定研修の考査を受験いたしました。
以下の「講義」を所定の期間内に所定の時間受講し、「考査」において基準に到達することをもって「特定行政書士」となります。
- 行政法総論
- 行政手続制度概説
- 行政手続法の論点
- 行政不服審査制度概説
- 行政不服審査法の論点
- 要件事実、事実認定論
- 特定行政書士の倫理
- 総まとめ
考査は、本日10月20日(日)14:00~16:00に所属の単位会が指定する会場において全国一斉開催となりました。考査問題は、マークシートによる30問択一式であり、上記講義科目に関する理解度を測るものとなっております。
また、合格基準点は例年およそ6割程度、合格率は60%程度です。一見、難易度は低いと思われがちですが、受験資格が「行政書士名簿に登録されている者」ですので、合格率からは一概に難易度を推し量ることはできないといえるでしょう。
なお、合格発表は11月中旬の予定です。
現行の法制度においては、特定行政書士が活躍する場面は非常に限定的ではありますが、今後の法改正次第では、大いに活躍の場が拡充されるものと思慮します。
最後に、先日行われた「新入会員研修」において、講師としてご登壇いただいた「特定行政書士の資格を有している先生」からのお言葉がとても印象的でしたので、共有させていただきます。
『特定行政書士という刀を振りかざす場面はほとんどありませんが、侍(士)である以上、武器は常に帯刀しておくべきです』
思うに、刀は常に磨いて鞘の中に忍ばせておくが、抜かないことにも侍(士)としての価値がある。つまり、特定行政書士として日々研鑽を重ね、いつ何時でも戦える状態にしておく。しかし、争いは無いに越したことはない。
備えあれば憂いなしです。